「伊藤真乗の目と手」展 に行ってきました。 |
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先日北海道に遊びに来た友人の観光ガイドをしました。
後日そのお礼にと、思い出の写真と、なぜか
生誕100年記念「伊藤真乗の目と手」展のチケットが送られてきたので、本日行って参りました。

上記サイトによる概要説明はこんな感じです。
伊藤真乗(1906-1989)は、真言宗醍醐派総本山、京都の醍醐寺で真言宗の奥義を修めた後、釈尊の遺教である涅槃経を所依の経典とする一宗を興し、仏教教団・真如苑の開祖として、日本の仏教界のみならず、広く世界の宗教界に知られた存在でした。
また一方で、伊藤真乗は、本尊の巨大な涅槃像を自ら謹刻し、“昭和の仏師”と呼ばれる側面を持っていたことを忘れてはならないでしょう。
その天性による創作は、釈迦如来、阿弥陀如来、聖観音、不動明王などの仏像に結実しました。
それだけではなく、その創作は、親交を結んだ人々の胸像や彫刻作品、刻字、書、写真など、多岐に渡る膨大なもので、こうした作品の制作自体が、即ち、修行のひとつの姿でもあったことを偲ばせるものとなっています。
会場には音声ガイドとして、個人個人に端末とヘッドホンが用意されています。
展示してある作品群には番号が付けられており、端末に作品番号を入れるとヘッドホンから音声ガイドが聞けるようになっています。なかなか親切。
何点かの仏像が展示してあるくらいかな、とたかをくくっていたら、仏像などの彫刻のほか、レリーフ、アトリエ、写真、刻字・書なども展示されており結構なボリュームで驚きました。
仏達の独特で、どこか親近感あふれる表情に色々想像をふくらませたり。
書などに関しては、真乗さんの人となりがみえるものばかりで、結構ぐさっときました。
こんなのとか。
玄人でもない私の稚拙な技で、
どこまでみ仏のお徳とお慈悲とを表現できるか、
思えば心もとないことであるが、
一刀三礼のまことをこめて私の魂を打ち込んでいる、
それだけが表現されているのかもしれない。
伊藤真乗
……こんな凄い人でもこうなんだから、やっぱり一生勉強だよな、とまた人ごとではなく思って引き締まったり。
札幌では北1西8のスピカで、17日まで10:00~20:30で開催されています。500円と手頃なので、お時間のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。いつもと違う発見や刺激があるかもしれません…。
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【2007/09/14 22:33】
アート
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